健康は「健口」から
名古屋市名東区歯科医師会のホームページにアクセスして頂きまして誠にありがとうございます。
私は、令和6年5月から当会の会長を拝命しております。
名東区歯科医師会は名東区が昭和50年に千種区から分区独立して令和7年に50年を迎えると同時に、創立50周年となります。設立当初は29名でのスタートでしたが、今では100数名の会員を擁する会に発展してきました。
当会は、歯科医療を通して地域の公衆衛生、および行政をはじめ医師会、薬剤師会と連携を緊密にしつつ医療福祉に寄与し、併せて会員相互の親睦を図ることを目的とした団体です。名東区のほとんどの診療所開業歯科医師が入会しています。
近ごろ、お口の中(口腔)の状態が全身の健康に大きく関わることがわかってきました。口腔の不健康状態が、糖尿病を悪化させ、さらに心疾患や脳血管障害、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産、骨粗しょう症、認知症等多くの疾患に影響します。特によく噛めない人は、認知症になるリスクが大きいことも明らかになっています。 また医療費と歯の残存本数に関する調査では、「歯の残存本数が多い高齢者ほど医科の医療費が少ない」という結果が出ており、歯を失わないことが健康な老後と関連しているものと考えられます。(8020推進運動)
口腔の健康が全身の健康に繋がることを先に申し上げました。日々お口の中を清潔に保っていれば、どなたでも末永く健康で過ごすことができます。お口は健康の入り口であるのでつまり、健康は「健口」からです。
名東区歯科医師会の会員は区民の方々が、いつも素晴らしい笑顔で、いつまでもご自分の歯で、美味しく食事をされて、末永く健康で過ごされる事を使命とし、すこしでも多くの方々がそうなるように願っております。
そのために、日ごろの歯ブラシでのお手入れはもちろんですが、定期的にかかりつけの歯科医院にて歯石の除去を中心とした口腔ケアを行うことをお勧めいたします。もしかかりつけ歯科医院をお持ちでない場合は、このホームページの歯科医院検索からかかりつけ歯科医院選びの参考にして頂けると幸いです。
今後とも、名東区歯科医師会の活動をホームページにてお知らせ致しますので、是非ともご覧くださいますよう お願い申し上げましてご挨拶とさせて頂きます。
令和6年6月
名古屋市名東区歯科医師会
会長 安田 光良